読書『チーズはどこへ消えた?』

 

 

ネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホーたちがチーズを探す物語を通じて、

変化する環境をどう捉え行動するかを考えさせてくれる内容となっています。

 

感想

昨今、IT技術の進歩により、変化が激しい時代となっています。

そんな中、変化していかなければないと行動をしていく人や、

変化を恐れて行動できない人がいます。

 

そういった変化する環境の中で、私たちはどのように考え行動していくべきかを

本書を通じて深められると思います。

 

この本には、多くの教訓が書かれており、

今の自分自身が置かれている状況によって、

感じることが違ってくると思います。

 

本書で私自身が特に印象的だったのは、

「自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。

そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ。」

という言葉です。

 

自分の愚かな過去を笑うことができるということは、

もうすでに自分自身が変わっており、

過去と今の自分が違うから、笑うことができるのかなと感じました。

 

今現在、自分の愚かさに笑えないということは、

まだその考えに固執しており、守ることに必死になってしまっている

からだと思います。

必死に頑張っていることを笑われると誰だっていい気分はしないものです。

たとえ愚かなことだと分かっていたとしても、

そんな自分を笑えていない以上、

まだ変われていないということだと思います。

 

愚かな自分を笑うことができたとき、

固執していた考えから解放されて、前進していけるのかなと感じました。