読書『会計学入門』

 

 

読んでみて感じたことしては、名前の通りまさに入門書という内容でした。

お金や会計学に関して全く知識がない人が最初の一冊として読むには

読みやすい内容だと思います。

 

会計学に関して、ある程度読める人には、物足りない内容だと思うので、

そういった人は中級者向きの本を読むといいと感じました。

 

また、本書を読むことで、経済のニュースがなんとなく理解でき、

会計学はこういう内容なのかと雰囲気はつかめるかと思います。

 

内容

本書では、会計学は社会人として身に着けておくべきもので、

会計学を知ることで世の中の見え方が変わると言っています。

 

内容は、財務諸表のBS(貸借対照表)やPL(損益計算書)とはなんなのか、

これらにはどのようなことが書かれているのか、

また、これらを見るとどのようなことがわかるのか、といったような

財務諸表の概要やこれらを見る際に意識ておくべきポイント等を

企業の財務諸表を例に説明されています。

 

また、ニュースなどで耳にするような単語、

例えば「不良債権」や「内部留保」などについての説明や

クラウドファンディングや仮想通貨など

お金に関わる事例なども紹介されています。

 

感想

会計学は「違う世界を見るために必須の記述言語」である

というフレーズが、特に印象的でした。

 

英語の記事を読んでも単語などの意味が分からなければ理解できないように、

会計学も同様で、知識がなければ経済の記事を読んでも理解できません。

 

会計学は、お金に関する「知識」ではなく、

お金の流れを理解するための「言語」であるというのが、

違った視点の捉え方をしていたので、

学びについて視野が広がった感じがしました。